なぜ梅雨になるとギックリ腰になる方が多いのでしょうか?
2017年05月27日
なぜ梅雨になるとギックリ腰になる方が多いのでしょうか?
みなさんこんにちは。
まだ5月も始まったばかりで梅雨の話題には少し早いようですがギックリ腰予防には早めに対策をしておきましょう!
以前このブログで「春になると首や肩が痛くなる方が多くなる…」と投稿させていただきましたが、私の経験上梅雨に入るとやたら「ギックリ腰になってしまいました…」と来院される方が多くなります。
これはいったいどうしてなのでしょうか?
私なりに検証してみますと、人の体からは不感蒸泄と呼ばれる発汗でなく呼吸や皮膚から水分が蒸発しています。
具体的に言いますと通常1㎏あたり20ml(体重50㎏の方は約1000ml)が体から自然と蒸発しているのです。
ところが梅雨になると湿度が上がり、大気中の水分が飽和状態になります。
すると通常不感蒸泄により自然と体内から蒸発している水分が空気中に蒸発出来なくなります。
そうなりますと体には蒸発すべき水分が体に溜まり身体が冷えてしまいます。
身体の冷え=冷えにより血行が悪くなり(筋肉に疲労物質が溜まり)筋肉が硬くなります。
この状態で何か重い物を持ったり、体勢を変えたりした拍子にギックリ腰になります。
それではこのような事にならないためにはいったいどうすればよいのでしょうか?
それは、体に溜まった水分を強制的に出せばよいのです。
手っ取り早いのはお風呂につかり汗を出すのです。
身体の冷えや疲労もいっぺんに取れますので効率よくギックリ腰が予防出来ます。
事実、寝違い、ギックリ腰になった方に聞きますと湯船に浸からずシャワーで済ます方が非常に多いです。
きっと疲れや冷えが取れてないのでしょうね。
最先端骨格矯正の観点から見ますと、ギックリ腰になりやすい方は頚椎に歪みがある方がほとんどです。よく言われる骨盤の歪みのある方は案外少ないです。
頚椎の歪みにより頭部が前方に出てしまうと腰が常に引っ張られた状態になります。そして腰に疲労が溜まり何度もギックリ腰になるのです。
歪んだ骨格を改善することにより体のバランスが整い腰への負担が自ずと軽減されるのです。
当然梅雨によくギックリ腰になる方も根本からの原因の改善によりギックリ腰になりにくくなります。