腰椎のカーブは何故必要なのですか?
2017年05月27日
腰椎のカーブは何故必要なのですか?
皆様こんにちは。
今回は腰椎のカーブについてお話させていただきます。
人間の脊柱は横から見るとS字状にカーブがあります。
首のカーブは約6kg程ある頭を支える為に、また腰のカーブは上半身の重さを支える為に存在します。
腰の骨にカーブが無いと上半身の重さを支えられなくなり腰痛になることがあります。
何度もギックリ腰になったことのある方や椎間板ヘルニアの患者様の多くが腰のカーブが消失しております。
腰のカーブの役割には上半身の重さを支える為の他に睡眠時に腰の筋肉の疲労を回復させる役割もあります。
通常腰のカーブのある方は仰向けに寝ると腰の下に隙間が出来手が入ります。
これにより腰が床(敷布団)に圧迫されず血流が妨げられませんので腰の筋肉に溜まった疲労物質を血液が流してくれ腰の疲労が回復するのです。
しかし腰のカーブが無いと腰の筋肉が床(敷布団)により圧迫を受け血流が悪くなり疲労物質が流されないので疲労が回復しません。
ではカーブの消失した腰の骨は一体どのようにしたらカーブがつくのでしょうか?
実は腰のカーブは単独ではつきません。反らす運動をしてもつきません。
腰のカーブは首のカーブに連動しておりますので首にカーブを付けてやらない限り腰にカーブはつかないのです。
最近よく耳にする【ストレートネック】ですがこのような首の方は腰のカーブが減少しています。
ここで勘の鋭い方は気付いた方もいらっしゃると思いますが、腰の悪い方の多くは首肩の具合の悪い方が多いのです。
腰痛を本当の意味で治すには首から治さなければいけないのです。