むち打ちの方に多い頸椎の歪み方は?

2017年05月27日

むち打ちの方に多い頸椎の歪み方は?

 

今回はむち打ちについてお話しさせていただきます。

正式には外傷性頚部症候群、一般的にはむち打ち症と呼ばれています。

症状としましては頭痛、頚部痛、手のシビレ、めまい、全身の倦怠感などが挙げられます。
首からの影響で腰痛も珍しくありません。
分類しますと5つに分けられます。
〓頚椎捻挫型
〓根症状型
〓バレ・リゥー症状型
〓脊髄症状型
〓脳髄液減少症

今回はむち打ちの中で一番多く見られる頚椎捻挫型をご紹介致します。

頚椎の周りの筋肉、靭帯、軟部組織の損傷でむち打ち症全体の70~80%をしめています。
首の後ろや肩の痛みは首を伸ばすと痛みが強くなりますが、程度によりあまり症状の出ない場合もあります。
しかし、症状がないからといって安心は出来ません。

冷えたり、梅雨のジメジメした湿気の多い季節に初めて首に症状が出る場合があります。

症状がないからと安易に考えず、レントゲンを撮り頚椎の状態を確認し歪みがあれば治しておくのは言うまでもありません。

歪みを放置しておくと頸椎が変形し後々症状が出る恐れがあります。

左の写真は正常な頚椎、中は事故直後の20歳代のもの、右は事故して30年経過して変形したものです。

変形を起こしたものは決してもとには戻りません。やはり早めの処置が必要です。