春になると首肩が痛くなる方が多くなるのは?

2017年05月27日

春になると首肩が痛くなる方が多くなるのは?

皆様こんにちは。
4月に入り過ごしやすくなってきましたが、実はこの季節は首、肩が痛いと訴える患者様が多くなります。

先日ホンマでっかTVで春になるとギックリ腰が多くなると先に言われてしまったので二番煎じのようになってしまいますが、春になると毎日のように何かをしたわけではないのに首が回らないんですと言って来院される方がいらっしゃいます。

その原因はやはり冬はどうしても家に閉じこもりがちで動くことが少なくなるうえ寒いので肩をすくめて歩くことが多く、筋肉が硬く縮こまってしまいます。

そのような硬い状態のまま春になると活動的になり縮こまっていた筋肉が無理に伸ばされてしまい首肩や腰に痛みが出てきたりします。

東洋医学の陰陽五行説でも春は肝が活動的になり、その肝は筋を司っています。
結果春は首肩や腰の筋肉の疾患が出やすくなるのです。

骨格矯正の立場から申しますと、歪み動きにくくなった骨格の影響により首肩や腰の筋肉が縮こまるので当然歪んだ骨格は元に戻さなければいけません。

そうしなければただでさえ首に負担がかかっているのに、春の季節的な影響を受けた際に歪みがある方は、正常な頸椎の方よりもさらに負担がかかり重症化するのはご理解いただけると思います。

マッサージや鍼灸治療もこのような季節の影響からの筋肉の問題には適すると思いますが、それにはまずレントゲンで骨格に問題がない事を確認してからです。

骨格の歪みは触っても決して分かりません。ましてや変形は棘突起より前方に発生しますのでどんなに名人と言われる先生でも分かりません。

歪みが分かるのは【レントゲン】のみです。

注) よく患者様が整形外科で骨には異常ありませんと言われましたと仰いますが、我々TLBCでのレントゲンの見方は骨の変形だけではなく歪み、傾き、捻じれをみます。  
最近でこそ頸椎がストレートネックですと診断されるようになってきましたが、我々はもっと細かく分析していきます。