骨格と精神疾患(うつ等)

2017年05月27日

骨格と精神疾患(うつ等)

みなさんこんにちは。

今回は以前にご紹介いたしました精神疾患(うつ等)をもう一度取り上げてみたいと思います。

 

骨格と自律神経は非常に密接な関係があることはこのブログでも何度かご紹介しております。

その自律神経の最高中枢は脳幹と呼ばれるところですが、脳幹のある場所は頚椎1,2番にあります。

 

 

骨格の矯正の際、脳幹のある頚椎の1番は非常に重要なところですが、その部分を矯正により刺激させることにより脳幹の働きが活性化します。

その脳幹の働きの一つに精神の調節がありますが矯正により精神のコントロールが安定します。

実際、当オフィスの患者様でも矯正治療により、『ストレスを感じなくなった』、『勇気が出てきた』など精神状態が強くなったかたがいらっしゃいます。

また軽度のうつ病の方もずいぶんましになられた方もいらっしゃいます。

頚椎の状態が精神に及ぼす例を挙げますと、少し精神状態のおかしい方を街中で見てますと大抵の方は首が大きく前方にせり出している方が多いことに気が付きます。

そういった意味でも正しい脊椎の状態というのは健全な精神を持つために必要不可欠ではないかと思います。

 

もしあなたがストレスがかかりやすいようでしたら、今一度鏡であなたの姿勢を見直してみてください。

首が前にせり出しているようでしたらストレートネックが疑われます。

骨格の歪みは一日一日進行していきます。

出来るだけ早めの手入れをおすすめいたします。

スナック菓子やファーストフードをよく食べる方の骨格は?

2017年05月27日

スナック菓子やファーストフードをよく食べる方の骨格は?

みなさんこんにちは。

スナック菓子、ファーストフード等リン酸物質や糖質、脂質を多く含む食品を多く摂ると骨や椎間板がもろくなるという話は聞いた事があるでしょうか?

                        

簡単に説明いたしますと、リン酸物質を多く摂ると便中にカルシウムが排出されてしまい骨がもろくなります。


最近の子供はちょっとした事ですぐに骨折してしまうのもこのようなことから起きているのでしょう。

我々が最も重要視しているのは頚椎ですが、その頚椎の歪みにもリン酸物質、糖質、脂質が関わっています。

通常骨格の歪みは事故、転倒など物理的衝撃が加わると歪んでしまうのですが、リン酸物質等の影響で骨や椎間板が弱くなると衝撃を受けなくても歪んでしまいます。
                         

                                 変形した頚椎と潰れた椎間板
                         (40歳代男性スナック菓子が大好きでよく食べていた)


その場合問題なのは変形を伴うことが多いので骨格の矯正によっても改善されにくい事です。

                          

                               上の写真は変形のない頚椎、椎間板

そのような事にならないために今からでもスナック菓子、ファーストフードなどリン酸物質、糖質、脂質など多く含まれるものは極力摂らないようにしましょう。

骨格矯正で血流が改善するって本当ですか?

2017年05月27日

骨格矯正で血流が改善するって本当ですか?

みなさんこんにちは。

今回は前回の高齢者の患者様のエピソードの続きです。

前回はその高齢者の患者様が食事の際食べこぼしがなくなったというお話でしたが、今回はたった一回の頚椎への矯正で足に血が通いだしたというお話です。
                                             

この患者様は80歳後半の女性の患者様です。


頭がふらつき、歩くとき足元がおぼつかない状態で、病院に行っても歳のせいにされ大量の薬を出され、飲んでも良くなるどころか副作用でしんどいばかりだったそうです。

この患者様のヘルパーさんが当院の昔からの患者様で当院に紹介してくださいました。

レントゲンを見てみますとやはり上部頸椎に問題がありました。

矯正治療をするために待合から入って来られる際、今にもこけそうになる位おぼつかない足取りでした。

何とかベッドに乗って頂き上部頚椎を矯正したとたん「いやっ、足に血がスーッと流れたみたい。足が暖かくなった!」と仰いました。

一回目の治療は頚椎のみで他は全く触っていません。

ベッドを起こし治療は終了しました。

ベッドのステップから降りたとたん先ほどのおぼつかない足取りから一転、すっすっと明らかに先ほどより早く歩けるようになってました。

実はこのような事はご高齢の患者様ではわりとよくあることなのです。

その後治療を継続していくうちに、頭のふらつきはなくなり、足も踏ん張りが効くようになりました。

あと、不安定だった血圧が130/80で安定するようになったそうです。これは今までなかったことだそうです。

上部頚椎は脳幹と呼ばれる自律神経の最高中枢があり、そこを矯正することにより血液の循環がよくなり、血圧も安定したのです。

                                              

その他脳幹には、体温調節、呼吸、消化吸収、心臓の拍動等生きる為の機能が備わっています。


最先端骨格矯正は骨格の改善だけでなく、脳幹への刺激により自律神経のバランスをよくし貴方様を真の健康に導いていきます。

最先端骨格矯正で高齢者の巧緻運動障害は改善されますか?

2017年05月27日

最先端骨格矯正で高齢者の巧緻運動障害は改善されますか?

みなさんこんにちは。

今回は高齢者の巧緻運動障害についてお話させていただきます。

箸を使いにくくなった、財布から硬貨を出しにくくなった、ボタンをはめにくくなった等の症状は手指の巧緻運動障害と呼ばれ頚髄障害の重要な兆候ですがある程度お年を召された方は大なり小なり巧緻運動障害が見られます。

                     

 

例えば駅などの券売機で並んでいると高齢者の方がお財布から硬貨を取り出すのに四苦八苦していたり、お食事の中上手く箸を使えず食べ物を下に落としたりします。人間は様々な情報が脳で瞬時に処理されて動作をします。

その脳で処理された情報をもとに神経が伝達され体を動かすわけですが、その神経が走っている脊柱が歪んでいると当然神経の伝達が悪くなります。

一般的に背中や腰が大きく曲がった高齢者の動作を見てみますとお分かりになると思いますが、指先の細かい動作はもちろんの事あらゆる動作が緩慢です。

また話す速さもゆっくりです。
                          

 

反対に背筋がシャンと伸びた高齢者の動作は比較的機敏で話す速さも速いように思います。

TV等で活躍されている俳優さん等は大抵背筋が伸びており動作や滑舌も若い方に引けを取りません。

やはり骨格がきれい(姿勢がきれい)な方は脳からの神経伝達がスムースなのでしょう。

私の治療院でのエピソードですが、90歳近い患者様が骨格の矯正を始めて10回もならないうちに食べこぼしがほとんどなくなったそうです。

きっと脳からの神経伝達が良くなり、箸を上手く使えるようになったからなのでしょう。

このことは患者様ご本人でなく、治療に付き添いで来られるヘルパーさんが、その患者様の家を掃除していて気付いたそうです。

いつも食卓の下に食べたものがたくさん落ちていたのが、治療を開始して食べこぼしたものをほとんど見なくなったそうです。

 

最先端骨格矯正はそのような高齢者の巧緻運動障害にまで効果をもたらせます。

治療には興味はあるのですが、どうしてもレントゲンは撮らないといけませんか?

2017年05月27日

治療には興味はあるのですが、どうしてもレントゲンは撮らないといけませんか?

はい。骨格の矯正にはレントゲンは必要です。

本来カイロプラクティック発祥のアメリカではレントゲンは必ずレントゲンを撮って治療するようになっています。

なぜレントゲンが必要なのか…?


【1つ目は矯正治療が出来る状態であるかを調べるためです】

特に頚椎に多いのですが骨棘(変形)が形成されていたり、骨癒合(先天的に骨同士がくっついている)していたり、黄色靭帯骨化症でであった場合それはレントゲンを撮らなければ決して分かりません。

それを知らずに治療してしまいますと大切な患者様のお身体を損傷させてしまい取り返しのつかない事態になりかねません。

 

      

 

 

【2つ目は正確な矯正をするためです。】


レントゲンを取らなければ脊椎や骨盤がどのように歪んでいるかわかりません。

頚椎では何番目の頚椎からどちらに何度傾いている、何度捻じれているとかを見ます。

骨盤はどう歪んでいるかは足の長さだけでは決して判断できず、足の長さの違う方がレントゲンを撮ってみると骨盤は正常であったとか、また反対に足の長さが同じでも骨盤は歪んでいたりすることは普通にあることです。

足の長さのみで骨盤の歪みを判断して矯正することによって逆に歪みを作ってしまう恐れもあるのです。

決定版!!それでもレントゲンを撮る重要性が分からないという方に…

2017年05月27日

決定版!!それでもレントゲンを撮る重要性が分からないという方に…

みなさんこんにちは。

最先端骨格矯正をお受けいただくには必ずレントゲンが必要ですが、やはりめんどくさいという方も大勢いらっしゃいます。

そのような方の為に分かりやすくご理解いただけますよう具体例で解説させていただきます。

あなたがおなかが痛くなって病院に行くという設定と、首が痛く手がしびれて整骨院(整体院)に行く設定で並行してご説明いたします。

                        『上の写真は正常な頚椎側面像です。きれいにバランスがとれています。

 

【決定版!レントゲンを撮らなければいけない理由】
*上段はお腹が痛いあなた様(黒字)
下段は首が痛いあなた様(赤字)

あなたは今朝からお腹が痛いです。しかしたいした痛みではありません。
あなたは今朝から首が痛く手がしびれます。しかしたいした痛みではありません。

前日に特に悪いものを食べたりお腹を冷やしたという事はありません。
前日に特に痛くなるような事はしていませんし、冷えたという事もありません。

しかしそういえばここ最近食欲はありませんでした。
しかしそういえばここ最近首が張ったり、凝ったりしてました。

もしかして癌…?
もしかしてヘルニアとか…?

『上の写真は20歳代の方。交通事故直後に撮ったものです。首に痛みはあるが、変形はしていないので比較的治りやすいです。』


心配になり病院に行き診察してもらいました。
心配になり整骨院(整体院)に行きました。


すると医師は「何か悪いものがあってはいけないのできちんと検査をしておきましょう。その結果原因が分かればそれに応じた治療をしましょう。
」と仰いました。
すると先生は「まずレントゲンを撮ってみてください。その結果、骨の歪みが見つかればそれが原因の一つかもしれません。説明させていただき、ご納得いただけましたら骨格の矯正(原因治療)をします。」と仰いました。

「いえ、まだ症状はきつくないので痛み止めを出してください。」と痛み止めを処方してもらいました。
「いえ、まだ症状はきつくないのでマッサージと電気治療でお願いします。」とマッサージと電気治療をしてもらいました。

「あの痛み止め、よく効くなー」
「マッサージと電気治療、よく効くなー」
        ↓↓
    (数か月経過しました。)
「最近薬を飲んでも効かなくなってきたなー」
「最近マッサージしてもらっても効かないし、以前より症状がきつくなっているなー」

心配になり病院で検査してもらうことにしました。
心配になりレントゲンを撮ってもらうことにしました。

検査結果は胃に悪性の腫瘍が見つかりました。
「手遅れです。残念ながら助かる見込みはありません。なぜもっと早く検査に来なかったのですか?」
「レントゲンの結果、頚椎にきつい歪みがあります。さらに頚椎5、6番が変形してくっついています。頚椎の歪みによって神経の出口が狭くなり手にシビレが出ていると思いますが変形がきつすぎて骨格の矯正は残念ながら出来ません。」

『上の写真は事故に遭って20年位経過したもの。変形がきつく首の痛み手のシビレがひどい。何とか矯正出来ますが変形がきついので治りにくいです。』

「はじめから検査しておけばよかった…」
「はじめからレントゲンを撮っておけばよかった…」

もう取り返しがつきません…。

なぜ梅雨になるとギックリ腰になる方が多いのでしょうか?

2017年05月27日

なぜ梅雨になるとギックリ腰になる方が多いのでしょうか?

みなさんこんにちは。

まだ5月も始まったばかりで梅雨の話題には少し早いようですがギックリ腰予防には早めに対策をしておきましょう!

以前このブログで「春になると首や肩が痛くなる方が多くなる…」と投稿させていただきましたが、私の経験上梅雨に入るとやたら「ギックリ腰になってしまいました…」と来院される方が多くなります。

これはいったいどうしてなのでしょうか?

私なりに検証してみますと、人の体からは不感蒸泄と呼ばれる発汗でなく呼吸や皮膚から水分が蒸発しています。

具体的に言いますと通常1㎏あたり20ml(体重50㎏の方は約1000ml)が体から自然と蒸発しているのです。

ところが梅雨になると湿度が上がり、大気中の水分が飽和状態になります。

すると通常不感蒸泄により自然と体内から蒸発している水分が空気中に蒸発出来なくなります。

そうなりますと体には蒸発すべき水分が体に溜まり身体が冷えてしまいます。

身体の冷え=冷えにより血行が悪くなり(筋肉に疲労物質が溜まり)筋肉が硬くなります。

この状態で何か重い物を持ったり、体勢を変えたりした拍子にギックリ腰になります。

それではこのような事にならないためにはいったいどうすればよいのでしょうか?

それは、体に溜まった水分を強制的に出せばよいのです。

手っ取り早いのはお風呂につかり汗を出すのです。
身体の冷えや疲労もいっぺんに取れますので効率よくギックリ腰が予防出来ます。

事実、寝違い、ギックリ腰になった方に聞きますと湯船に浸からずシャワーで済ます方が非常に多いです。

きっと疲れや冷えが取れてないのでしょうね。

                          

                           Photo_8

 

最先端骨格矯正の観点から見ますと、ギックリ腰になりやすい方は頚椎に歪みがある方がほとんどです。よく言われる骨盤の歪みのある方は案外少ないです。


頚椎の歪みにより頭部が前方に出てしまうと腰が常に引っ張られた状態になります。そして腰に疲労が溜まり何度もギックリ腰になるのです。

歪んだ骨格を改善することにより体のバランスが整い腰への負担が自ずと軽減されるのです。

当然梅雨によくギックリ腰になる方も根本からの原因の改善によりギックリ腰になりにくくなります。

むち打ちで変形した頚椎は治るのですか?

2017年05月27日

むち打ちで変形した頚椎は治るのですか?

みなさんこんにちは。

変形した骨は元に戻るのでしょうか…?

残念ながら一度変形した頚椎は手術で削らない限り決して元にはもどりません。

以前「むちうちに多い歪み方」を投稿させていただきましたが、むちうちにはある特定の歪み方があります。

どのように歪むかというと頚椎の下部が後ろに弯曲してしまいます

事故直後は歪みが出ても変形までは決してしません。
この状態なら元に戻すことができます!

 (下の写真は歪みはありますが変形はしてません)

当ブログで何度も書いてますように歪みによって構造的、力学的に頭の重さを支えきれなくなった頚椎が変形を起こして(上下の骨どうしがくっついて)頭を支えようとするのです。

しかしこの変形がくせもので変形したでっぱりが神経を圧迫してシビレを出すのです。

頚椎に変形のない手のシビレは矯正治療によりあっさりと改善しますが、変形を起して神経の圧迫が原因のシビレはそう簡単に改善しません。というか改善されない事のほうが多いのです。


病院で医師から「よくなぜもっと早く来なかったのですか?」と言われる事があります。

ということは早く発見していれば助かっていたのに…ということです。

上の2枚の写真の方は事故の経験者です。

写真のように変形を起こすと二度と元には戻りません。

この写真の患者様もある時点までは元に戻るチャンスはあったはずです。

首の症状でお悩みのあなた…

いつレントゲンを撮るのですか?

今でしょ!

骨格の矯正治療で飛び出した椎間板は引っ込みますか?MRI画像あり!

2017年05月27日

骨格の矯正治療で飛び出した椎間板は引っ込みますか?MRI画像あり!

みなさん、こんにちは!

腰椎椎間板ヘルニアでお悩みの方必見です!

矯正治療後に飛び出した髄核(椎間板)が引っ込んでいるMRI画像です!

【MRI画像左が矯正治療前(2007.9.13)
矢印の先に黒く飛び出しているのが椎間板(髄核)です。
白の部分が神経です。飛び出した椎間板が神経を圧迫しているのが分かります。

【MRI画像右が矯正治療終了(2008.9.11)】
左の画像に比べ矢印の先の飛び出していた椎間板(髄核)が明らかに引っ込んでいて、圧迫されていた神経が太く見えるのが分かります。

この患者様は神経圧迫が解消されましたので当然足のシビレはなくなりました。
ヘルニアも軽度のうちは鍼灸治療などでも症状は改善されますが、このように明らかに椎間板が飛び出してしまうとなかなか改善されません。

通常飛び出した椎間板は骨格の歪みをもとに戻すと自然と引っ込んできますが加齢とともに引っ込んできにくくなりますので、早めに骨格の歪みを治しておくことをお勧めいたします。


以下、この患者様のお喜びの声です。

ヘンミ鍼灸整骨院さま

アンケートの返事を送ります(遅くなってスミマセン)

―お悩みの症状―

腰から右足のシビレ感がとれない

Q 何が決め手となって当院を選んだか―

知人の紹介,レントゲンでの対応,詳しい説明,

Q実際に利用して・・・―
2008
年,ぎっくり腰で立てず,近くの整形外科を受診し,レントゲン・
MRI
から椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症と診断された.

 治療方法について,他の整形外科と近くの整骨院などを数件まわ
り,また手術をしたと言う人にも聞いたが,最終的に最初の整形外
科と逸見先生の助言から,手術より保存療法を選択した.

 先日,どんな状態になっているかを知りたく,久々に近くの整形外
科を受診し,レントゲン撮影をしてもらったら,「以前より骨格が
真っ直ぐになっている,この病名であなたのように診察室にさっと
歩いてこられる方はすくない」とも言われ,そして以前は整骨院な
ど行ってもムダみたいなこと言われていた先生が,「ドンドン,体
が楽になることなら何でもしてください」とのことでした.

 発症から4年経っていますが,今では諦めていた登山(趣味で
昆虫採集)も出来るようになり,逸見先生とその整形外科の先生に
大変感謝しています。

名前
桂 孝次郎
年齢
60

職業
眼科検査員・眼鏡士

股関節が痛いのですが骨格矯正で治りますか?

2017年05月27日

股関節が痛いのですが骨格矯正で治りますか?

みなさんこんにちは。
私のオフィスに限らず、股関節に痛みを訴えて来院される患者様は多いと思います。
今から20年ほど前の頃、私が柔道整復師の免許を取ってまもなく分院を任されていた時に股関節が痛いと初老の女性が来院されました。

確か歩行時に痛みがあったように覚えています。

免許取り立てでまだまだ勉強不足でしたが私はなんとかしてよくしてあげようと、患者様を仰向けにして股関節をグルグル回し運動療法をしました。

股関節を回すとゴリゴリと音が鳴り、患者様は苦痛に顔をゆがめていました。

結局股関節は改善することなくこの患者様は来院されなくなりました。

今から考えるとよくこんな事をしたとものだとこの患者様に大変申し訳ない気持ちになります。

少し勉強された方なら「変形性股関節症」をまず疑うと思います。

写真左側が変形している股関節です。

このようなものをグルグル回したら痛いはずです。

その後5年前ですが腰痛、左股関節痛で初老の女性患者様が来院されました。

上の写真の患者様は腰痛と左の股関節が痛くお医者様からも見放されていたそうですが腰も股関節も改善されました。

上の写真の患者様はいろんな治療所に行き「良くなりますよ!」と言われ治療を続けたにもかかわらず改善されませんでした。

私はこのレントゲンを見て迷わず手術を勧めました。

患者様は病院では手術しましょうと言われたのですが、出来れば手術はしたくないといろんな治療所に行ったそうです。しかし一向に治る気配がなく、私の一言で手術をする決心がついたそうです。

そして手術を受け数か月後その患者様が再び来院されました。

「先生に手術を勧められて良かったです!楽に歩けるようになりました。ありがとうございました。!」とわざわざお礼を言いに来てくださいました。

レントゲンを見なければ私も手術を勧めなかったかもしれません。

痛みだけを取ることはたやすく出来る場合もありますが決して推測で治療してはいけません。

私たちは場合によっては患者様の人生をも左右するだけの影響力があります。

レントゲンを撮る重要性お分かりいただけましたでしょうか?

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